肝硬変で余命前に亡くなった夫は密葬をすることに
 
連日のように飲んでいたことで肝硬変に
 


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お酒を飲んでついには余命宣告を受けることに

元々夫はあまりお酒を飲まない人でしたが、

営業という仕事もあり付き合いで飲みに行くことが少なくありませんでした。仕事が忙しくなればなるほど飲みに行く回数が増え、体に悪いから気をつけて欲しいと思っていたのですが、これをしないと成績が上げられないからとやめてくれませんでした。たまの休みは一滴もお酒を呑むことはありませんでしたから、本当に仕事のために飲んでいたようなものでした。

そして、連日のように飲んでいたことで肝硬変になってしまって、ついに飲むことができなくなってしまったのです。それでも、そのことを隠し続け仕事のためとお酒を飲んでついには余命宣告を受けることになってしまいました。余命宣告を受けてようやく夫も目を覚ましたようで、なぜここまで仕事に身を捧げていたのかと後悔をしていたのです。

このような話を聞くと馬鹿らしいと思うかもしれませんが、今の時代は仕事を苦にして自殺をする人がたくさんいる時代ですから夫のような人間がいるというのも不思議ではないのかなと今になっては思います。

その後夫は会社をやめて残された時間を生きることになったのですが、仕事をやめた夫はとても穏やかで病人とは思えないほどでした。それからは平穏な日々が続き幸せな生活を送ることができていたのですが、あるとき容体が急変してあっという間に死んでしまったのです。これほど早く人が死んでしまうのかと驚いてしまい、茫然自失となってしまいました。人が亡くなるとやらなければならないことがたくさんあるもので、葬儀の手配であったり様々な手続きなど悲しみを一時的に忘れさせてくれるかのようにやることはたくさんありました。葬儀は夫の望みで密葬という形で行われたのですが、それは私にとっても良かったかもしれません。

密葬でなければ会社の関係の人もくることになるでしょうし、そうなると夫を殺した人たちという思いが湧いてしまいとても冷静になることができなくなってしまった気がしたからです。

もしかしたら、夫が密葬を望んでいたのは

このことを考えていたからだったのかもしれません。

私の親友のお話です。

死産で流産し死亡届けを出して小さな骨壺を・・



6月19日(日)18:26 | トラックバック(0) | コメント(0) | 病気 | 管理


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